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透明人間と蠅男 

これまでも透明になってしまって苦悩する人間を主人公にした映画や、ハエと融合してしまった人間の悲哀を描いた作品などはあったが、1957年の時点でその両者をあわせようと考えた人がいたことに驚きである。透明人間、もしくは蠅男のどちらか単体でも怖いというのに、それがダブルで襲ってくるとなったら、その相乗効果で2倍どころではなく、10倍、100倍の恐怖を伴うことだろう。そこまで考えが及んでいた制作発案者にまずは拍手を贈りたい。
しかしその恐怖をモノクロ映像に十分に表現できたかどうかとなると、それはまた別の問題である。確かにカラー映像にはない、モノクロ独特のおどろおどろしさというものもあるだろう。だからといって、透明人間にはカラーであっても色はないので、あまり差異はない。ハエにしてもほぼ同様だ。となると透明人間と蠅男の腕にかかってくるが、それは1957年時点でのそれだ。期待はできない。

■透明人間と蠅男 1957年 日本映画
監督:村山三男
原案:山野利一
脚本:高岩肇
出演:品川隆二、叶順子、北原義郎、見明凡太朗、伊沢一郎、毛利郁子、中条静夫、南部彰三、浜口喜博、花布辰男、伊東光一、川島祥一、原田該、三宅川和子、杉田康、遠藤哲平、山口健、阿南京子、松尾親代、高見貫、松山浩二、高田信二、石井竜一、松平直子、橋本敏子、持留絹子、隅田一男、高村栄一、此木透、酒井三郎、鶴見丈二、竹内哲郎、広川雅英、飛田喜佐夫


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