ミュージアム 

映画にしろテレビドラマにしろ、アクションものの主人公に対してもの申したいことが以前からある。それは怪我のしかただ。たいていは敵と何回か戦いをくり広げることで、主人公も痛手を負う。その手当てをしたのち、その痛みを堪えながらもまた相手に立ち向かっていき、最終的に勝利をおさめるという図式がお決まりといえる。その途中で負う怪我の位置、もう少しちゃんといえば、手当てで貼られた絆創膏がかっこよく見える部分に怪我をするというリアルさの欠如である。
本作でも主人公の刑事・沢田はこめかみのあたりをやられ、絆創膏(というより包帯)を貼っている。その姿はチラシにも写真があるように、「いかにもかっこいい」。また青春ものであれば、ケンカの後の手当ては鼻の頭に絆創膏という姿が定番である。
しかしたとえば、この怪我を鼻の下に負い、鼻と口のあいだに白いチョビ髭のように包帯を貼るというマヌケな見た目になることも、現実にはあるだろう。たまにはそういうかっこ悪い姿も見てみたい気がするのである。

■MUSEUM 2016年 日本映画
監督:大友啓史
原作:巴亮介(講談社『ヤングマガジン』)
脚本:高橋泉、藤井清美、大友啓史
出演:小栗旬、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋、松重豊


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