谷崎潤一郎「痴人の愛」より/ナオミ 

1980年の時点でどうだったのかはわからないが、少なくともいま見たかぎりでは、水原ゆう紀の魅力が圧倒的に足りない。うっすらとした記憶では、彼女はテレビドラマでもお色気部門のワンポイントリリーフ的杏起用がなされていたと思うが、その際にはもうちょっと感じさせるものがあったような気がする。もっとも、それはその当時の多感な年代の目から見ているという諸条件もあるだろうし、このナオミの正確を描くには、ある程度のあざとさも必要とされるのだろう。
だが、やはりこの手の女性役を演じるにはいつの時代の目で見ても永久的な魅力をたたえていてほしいと思うのである。

■谷崎潤一郎「痴人の愛」より/ナオミ 1980年 日本映画
監督・企画:高林陽一
原作:谷崎潤一郎「痴人の愛」
脚本:高林陽一、今戸栄一
出演:水原ゆう紀、津山栄一、光田昌弘、平野克己、黒田努、田中隆、大辻慎吾、吉宮慎一、関まさる、妃口久美子、平泉征、森愛、奈三恭子、斉藤真


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