文学賞殺人事件/大いなる助走 

筒井康隆作品は映像化しにくいとはよく言われてきた言説だが、人気作家ゆえ、映画制作者関係にも熱狂的なファンがおり、そのため困難な映像化に挑むことになる。場合によっては、やはり人気作家の作品なので観客動員が見込めるということもあるのかもしれない。本作の製作経緯は知らないが、この『大いなる助走』はわりと映像化には向いている一編であろう。
主人公に佐藤浩市。いまや大御所的な存在感を発揮する彼だが、この映画に出演したときはまだ20代。その初々しさと筒井作品特有の狂気の合体は、画面からほとばしり出るほどの化学反応を起こしていて興味深い。

■文学賞殺人事件/大いなる助走 1989年 日本映画
監督:鈴木則文
原作:筒井康隆『大いなる助走』
脚本:鈴木則文、志村正浩、掛札昌裕
出演:佐藤浩市、甲斐えつ子、石橋蓮司、泉じゅん、水島涼太、粟津號、小松方正、南原宏治、梅津栄、由利徹、汐路章、天本英世、中丸新将、仲村知也、ポール牧、林美里、渥美国泰、ラサール石井、松本典子、杉山とく子、宮下順子、藤山律子、名引直寿、片桐はいり、早川保、胡桃沢耕史、団鬼六、八神康子、誠直也、山城新伍、筒井康隆、中島はるみ、蟹江敬三


bungakusho_satsujin_jiken

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://slapdash55.blog43.fc2.com/tb.php/7944-6c6d521d