黄金のアデーレ/名画の帰還 

この映画で取り上げられるグスタフ・クリムトによる1907年の作「黄金のアデーレ」、正式なタイトル「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」は、作者が誰かとか、いつごろの作品かとかわからなくても一度は目にしたことがあるに違いない。だが、この作品にまつわる数奇な運命をたどった人々については、これまでどれほどの人が事の次第を知っていただろうか。調べてみると、これまでも何回かの映画化作品があるようだが、どれも目にしたことはなく、本作で初めて知った次第である。
映画的に派手な演出はなく、その点でいえば、同じナチスによる略奪絵画を扱った『ミケランジェロ・プロジェクト』のエンターテインメント性に大きく水をあけられているが、その分、物語性を基盤とした着実な事実の積み重ねによる奪還は感動を呼ぶ。
難をいえば、アデーレ役にもう少し垂れ目の人をキャスティングしてくれていれば、真実味が上乗せさせることができただろう。

■WOMAN IN GOLD 2015年 アメリカ/イギリス映画
監督:サイモン・カーティス
原案:E. ランドル・シェーンベルク、マリア・アルトマン
脚本:アレクシ・ケイ・キャンベル
出演:ヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ、ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズ、タチアナ・マズラニー、マックス・アイアンズ、チャールズ・ダンス、エリザベス・マクガバン、ジョナサン・プライス


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