ダイアナ 

ダイアナ役のナオミ・ワッツは冒頭、足や後ろ姿で見るものを煽りつつ、なかなか正面からの映像にならない。それゆえに、しっかりと顔がさらされたときのがっかり度が大きくなることは計算に入っていたのだろうか。ナオミ・ワッツでさえも(いや、ナオミ・ワッツだからなおさら、か)、その全体をおおっている佇まいが大きく異なるのである。こうやって考えると、ダイアナ妃は女優でもないのに女優にまさるオーラと美しさを持った稀有な存在であったことがよくわかる。
結 末は誰もが知るものなので、映画の終わりが近づいてくると、「もうすぐあの運命の一事が起こる」ということがひしひしと胸に押し迫っているのだが、いちば ん衝撃的なシーンはあえて映像としては描写されない。いちばん見たいところではあるのだけれど、その気持ちこそが彼女を死に至らしめたパパラッチ的心持ちなのであろう。

■DIANA 2013年 イギリス映画
監督:オリバー・ヒルシュビーゲル
原作:ケイト・スネル
脚本:スティーブン・ジェフリーズ
出演:ナオミ・ワッツ、ナビーン・アンドリュース、ダグラス・ホッジ、ジェラルディン・ジェームズ、キャス・アンバー、ローレンス・ベルチャー、チャールズ・エドワーズ、ジュリエット・スティーブンソン、ジョナサン・ケリガン、ハリー・ホランド


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