紀元前1万年 

紀元前1万年という途方もない昔を映像化するという挑戦は、たとえその試みが失敗に終わっても賞賛されるべきだろう。なにしろ、そのころの風景などの写真さえ残っておらず、すべてを想像でまかなわなければならないから、それは未来を描くSF以上にSFの世界となるのである。マンモスなどの形態も、化石から想像の触手を伸ばしていって初めて得られる姿となる。ましてや、それと戦う人間や、人間同士の争いなどにいたっては、ひとつの歴史書を物すくらいの苦労があったことと思われる。
だからといって、それを画面に映し出してはいけないのがこの世界の掟だ。われわれはその恩恵を微塵にも感じずにこの映画を見ることで、この作品は成功を収めたといえるのである。

■10,000 B.C. 2008年 アメリカ/ニュージーランド映画
監督:ローランド・エメリッヒ
製作:マイケル・ウィマー、ローランド・エメリッヒ、マーク・ゴードン
脚本:ローランド・エメリッヒ、ハラルド・クローサー
出演:スティーヴン・ストレイト、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス、ジョエル・ヴァーゲル、アフィフ・ベン・バドラ
ナレーター:オマー・シャリフ


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