フランケンシュタインの復活 

フランケンシュタインのモンスターとして生まれた悲哀をたたえたたたずまいと、そこに暗躍する卑屈なせむし男イゴールというコントラストが好きで、これまでもいくつか「フランケンシュタインもの」を見てきた。本作は1931年に初めて怪物を演じたことで有名なボリス・カーロフの続投であるが、第1作『フランケンシュタイン』、第2作『フランケンシュタインの花嫁』などにくらべてややおどろおどろしさが薄まった感がある。
かわりに彼ら以上に存在感を見せつけたのが、以前のフランケンシュタイン事件で片腕を失ったクローグ警視だ。なかなかに有能なポリスで、今回の事件も腕の恨みをこめつつもクレバーに事件の推理を進めるところは見ものであろう。
なお、ボリス・カーロフのモンスター役は本作が最後となったが、このシリーズでは因縁のあるベラ・ルゴシが初のイゴール役を演じたことも特筆される。

■SON OF FRANKENSTEIN 1939年 アメリカ映画
監督・製作:ローランド・V. リー
脚本:ウィリス・クーパー
出演:ボリス・カーロフ、ベラ・ルゴシ、ベイジル・ラスボーン、ライオネル・アトウィル、ジョセフィン・ハッチンソン、エドガー・ノートン、ドニー・ダナガン、ウォード・ボンド、エマ・ダン、ペリー・アイビンス、ローレンス・グラント、ライオネル・ベルモア、マイケル・マーク、キャロライン・フランシス・クック、グスタフ・フォン・セイファーティッツ、ロリマー・ジョンストン、トム・リケッツ、エド・キャシディ、ドワイト・フライ、ハリー・コーディング、ジャック・カーティス、ジャック・ハリス、ラス・パウエル、クラレンス・ウィルソン


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