陽だまりの彼女 

この作品のキモは、ラストのちょとしたSF仕立てのどんでんにあるが、それも上野樹里という、どこかそれっぽい彼女が演じたからこそ成り立っているといえるだろう。どことなく頼りないたたずまいでありながら、しっかりとした筋が1本通っているようにも感じるけれども、その筋もまっすぐではなく、野放図にクネクネしているように思える、そんな上野樹里をキャスティングしたことには間違いがない。
一方、その相方としての松本潤はどうだろう。そのシュッとした風貌を最大の武器として女性ファンを獲得してきたマツジュンであるからには、マツジュン目当ての観客もその「シュッ」を期待しているだろう。だからこそ、マツジュンはマツジュン特有の「シュッ」を「シュッ」だけに終わらせるわけにはいかない。そして新たな「シュッ」を生み出すことができたかどうか。それはマツジュンのファンおのおのが自分なりの「シュッ」を思い描いているのだろうから、軽々に判断するわけにはいかない。

■陽だまりの彼女 2013年 日本映画
監督:三木孝浩
原作:越谷オサム『陽だまりの彼女』(新潮文庫)
脚本:菅野友恵、向井康介
主題歌:山下達郎『光と君へのレクイエム』
テーマソング:ビーチ・ボーイズ「素敵じゃないか」
出演:松本潤、上野樹里、玉山鉄二、大倉孝二、谷村美月、菅田将暉、北村匠海、葵わかな、小籔千豊、西田尚美、とよた真帆、木内みどり、塩見三省、夏木マリ


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