バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 

アカデミー賞を総なめした話題作である。主演はマイケル・キートン、つまりはティム・バートン版のバットマンである。バートン版のバットマンのバードマン。どうにもまぎらわしいが、そのまぎらわしさが作品の雰囲気を形成している。過去にバードマンとして名声を博しながらも現在は落ちぶれているという人物設定は、そのままキートンに当てはまっているのかどうかはわからないが、バスター・キートンの名を冠した喜劇役者としてヒーロー役を演じた過去をどう解釈しているのかは気になるところだ。
そこに苦悩とも逡巡ともつかぬ渦巻くものが彼の能力とともに増大していく様を、長回し(あるいは長回しに見せかけた映像)でだんだんに表出していき、一気にラストまで持っていく手腕は授賞にふさわしいテクニックといえよう。

■BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 2014年 アメリカ映画
監督:アレハンドロ・G. イニャリトゥ
脚本:アレハンドロ・G. イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー
撮影:エマニュエル・ルベツキ
出演:マイケル・キートン、ザック・ガリフィナーキス、エドワード・ノートン、アンドレア・ライズブロー、エイミー・ライアン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ、ジェレミー・シャモス、キャサリン・オサリバン、ダミアン・ヤング、キーナン・シミズ、ナタリー・ゴールド、メリット・ウェバー、フランク・リドリー、ビル・キャンプ、マラカイ・ウィアー、ジャッキー・ホフマン、アンナ・ハードウィック、ヘレナ=アレクシ・シーモア、ポール・ソーントン、W.A. ウォルターズ、ブライアン・バートン、アキラ・イトウ、ウォーレン・ケリー、ブレント・ベイトマン、デイブ・ニール、キャサリン・ペッパーズ、アレクサンドラ・アリスティー、ロビン・バンクス、ボンバー・ハーレー=スミス、チャーリーズ・ロサ、ナンシー・エレン・ショア、ジャネット・スタンウッド


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