華氏451 

これだけ映画を見てきていながら、これまでにトリュフォーの映画は本作しか見ていない。というのも、見ていないで言うのはなんだが、おそらくこの映画はトリュフォー作品のなかでも異質作なのでははないか。というのも、なんとなく叙情的な男女のあわあわした時間をふわりとした映像で描いているのがトリュフォーとの認識があるためなのだが、本作はSFである。
もっともそこにはレイ・ブラッドベリの原作があるのだが、それにしてもSF嫌いを公言していたトリュフォーのセレクトとは思えない。ただ内容は情報社会を痛烈に批判するアイロニカルな内容が含まれているため、トリュフォーはその部分を吸い上げているのであろう。
「トリュフォーの手による『華氏452』も見たかった」というのが、見終わったあとの正直な感想である。

■FAHRENHEIT 451 1966年 イギリス/フランス映画
監督:フランソワ・トリュフォー
原作:レイ・ブラッドベリ
脚本:フランソワ・トリュフォー、ジャン=ルイ・リシャール
出演:オスカー・ウェルナー、ジュリー・クリスティ、シリル・キューザック、アントン・ディフリング、ジェレミー・スペンサー、アレックス・スコット


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