トリプルX:再起動 

当初、見はじめたときは、その禿頭の容姿から、主演のヴィン・ディーゼルをハライチ澤部に見立てていた。しかし、鼻の大きな間の抜けた表情は、澤部ではないが、テレビで見ている顔であると思い、頭をめぐらせた結果、ほぼほぼバイきんぐ西村の表情であることに気づいた。バイきんぐ西村、本名・西村瑞樹は最近はキャンプにはまっているようなので、サバイバル能力も高かろう。そんな点からもビン・ディーゼルのタフガイと相通じるところがあるのかもしれない。
本作の第1作は、レビューはしていないが見たような覚えがある。その時点ではハライチはデビューしておらず、バイきんぐは活動はしていたようだが、認知度が上がったのが2012年の「キングオブコント」なので、ヴィン・ディーゼルとのつながりは見出せなかった。しかし、今回はそれがはっきりしたことは、この映画を見た意味があったといえるだろう。

■XXX: RETURN OF XANDER CAGE 2017年 アメリカ映画
監督:D.J. カルーソー
製作:ジョー・ロス、ジェフ・キルシェンバウム、ヴィン・ディーゼル、サマンサ・ビンセント
脚本:F. スコット・フレイジャー
出演:ビン・ディーゼル、ドニー・イェン、ディーピカー・パードゥコーン、クリス・ウー、ルビー・ローズ、トニー・ジャー、ニーナ・ドブレフ、トニ・コレット、サミュエル・L. ジャクソン、ロリー・マッキャン、アイス・キューブ、ハーマイオニー・コーフィールド、トニー・ゴンザレス、マイケル・ビスピン、アル・サピエンザ、ショーン・ロバーツ、ネイマール


TRIPLE_X_2017

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淵に立つ 

これまで何度もファンであることをここに書いてきた筒井真理子だが、これまではどちらかといえばコメディエンヌとしての評価であった。これまでシリアスものではわりと端役で目にすることが多く、また少し前には衝撃的な初ヌード披露作『アンチポルノ』もあって、そのきれいな身体に目を奪われたが、いずれにしろ、コメディー以外の作品では評価云々以前で終わっていたように思う。
それが今回はコスターリングでありながら、ほとんど主役に近い(つまりは主役の浅野忠信を喰ってしまう)彼女の気迫の演技を目にした。ここにある意味、コメディエンヌの本気を見たといえるであろう。この映画の彼女に接したことで、ますます筒井真理子のファン度を深めることになったのは言うまでもない。

■HARMONIUM 2016年 日本/フランス映画
監督・脚本:深田晃司
脚本:深田晃司
主題歌:HARUHI『Lullaby』
出演:浅野忠信、筒井真理子、太賀、三浦貴大、篠川桃音、真広佳奈、古舘寛治、秋山健一、足立誠、西尾浩行、渡邊陽、山内健司、小濱礁子、林沙耶茄、渡邊陽詩、上條青波、成田章人、辻村羽来、浅野桃花、田所秀基、みおり舞


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本能寺ホテル 

プリンセス トヨトミ』のキャスト、スタッフが再結集と謳われれば、それは当然、万城目学による原作と思っても仕方がない。その勘違いのまま映画を見れば、そのギャップに「万城目の原作でコレ?」という感想にならざるを得ない。万城目のいわく付きでなければ、綾瀬はるかが主演であることも手伝って、もっとスタートラインは低くなることだろう。それでやっとトントンのはずだった。
とくにダメなとことをあげるとすれば、この映画の基本設定であるタイムスリップについて。なぜ金平糖を食べながらエレベーターに乗り、そのときにオルゴールが鳴っているとタイムスリップするのか、なぜ呼び鈴を鳴らすと帰ってくるのか、その説明がまったく為されていないことである。こじつけでもいいので、何かしらの理由付けが欲しかったところだ。

■本能寺ホテル 2017年 日本映画
監督:鈴木雅之
脚本:相沢友子
出演:綾瀬はるか、堤真一、濱田岳、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫、中井貴一、八嶋智人、迫田孝也、佐戸井けん太、平岩紙、赤座美代子、曽我部洋士、豊田康雄、宇梶剛士、飯尾和樹、加藤諒、峰蘭太郎、永野宗典、浜田隆広、大石昭弘、本山力、田村将之、西村匡生、山田永二、山口幸晴、櫻井忍、榎田貴斗、西尾塁、田村将之、宇野嘉高、いわすとおる、柳井大輝、園英子、西村亜矢子、佐藤都輝子、八木和佳人、西田大将


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少女 

最近売れっ子の湊かなえによる小説の映画化である。この原作は先に映画化されているデビュー作『告白』に続くデビュー2作目の著作とのこと。つぎつぎに作品が映像化されている著者だが、まだデビューして間もないころの作品は、どの程度のレベルであったのか。興味が湧くところである。
高校2年生の女の子を「少女」ということと、その高校2年生を24歳の本田翼と山本美月が演じていることで、その両方のギャップ(つまり24歳の少女)がさらに大きな違和感となることは否めない。また、ときに伏線がそのまま放置されることもあるストーリー仕立てもあるなかで、物語の複層的な伏線が見事に回収されるのはよいが、ちょっとわかりにくい面もあるがため、鑑賞中に迷子になる人もいたのではないだろうか。その点をすっきりさせれば、大人少女も抵抗なく受け入れられたのかもしれない。

■少女 2016年 日本映画
監督:三島有紀子
原作:湊かなえ
脚本:松井香奈、三島有紀子
宏主題歌:GLIM SPANKY『闇に目を凝らせば』
出演:本田翼、山本美月、真剣佑、佐藤玲、児嶋一哉、菅原大吉、川上麻衣子、銀粉蝶、白川和子、稲垣吾郎、二階堂智、石橋静河、小林麗菜、飯村未侑、浅野望、土居志央梨、水田萌木、小山莉奈、石橋奈津美、占部房子、小嶋尚樹、佐藤真弓、中村瑠輝人、山田日向、渡邊このみ、原涼子、平野貴大、理絵、大塚加奈子、松下結衣子、星野園美、広澤草、岩崎道子、中村まり子、ジジ・ぶぅ、石津康彦、野口彰宏、栗本憲子、岩崎美来、湯川沙代、六反田奈都実、鈴木よう子、大久保芽依、大川麻衣、福留愛梨、鈴木伸、岸本尚子、仁志美穂、森山実莉、服部美香、松岡里奈、今枝哲治、前川遥子、牧野彩季、木村真里奈、土本ひろき、岩井久美子


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プラネタリウム 

待ちに待ったナタリー・ポートマンだ。『マイティ・ソー』の新作にも出演しないらしいので、出演作の公開が間遠になっている今となっては、貴重な一作となる。これまでなんとかキーラ・ナイトレイで代替してきた感があり、下手をすると、「もうキーラでいいや」という気持ちも芽生えはじめていたのだが、やはりナタリー・ポートマンを見ると、当然ではあるが「本物のナタリー・ポートマン」であり、キーラでいいや的な気持ちも吹き飛んでしまう。
ただ、お話は地味だ。もっと彼女の魅力をパーッと開放するような作品に出てもらいたいと願うが、考えてみると、昔からそんなに派手な作品には出ていなかったことに思いあたり、だからこそのナタリーなのだと思い直す。
なお、今作の相方はかのジョニー・デップの娘であるが、あまりかわいくない。

■PLANETARIUM 2016年 フランス/ベルギー映画
監督:レベッカ・ズロトブスキ
脚本:レベッカ・ズロトブスキ、ロバン・カンピヨ
出演:ナタリー・ポートマン、リリー=ローズ・デップ、エマニュエル・サランジェ、ルイ・ガレル、アミラ・カサール、ピエール・サルバドーリ、ダービット・ベネント、ダミアン・シャペル


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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 

前作に引きつづき、ウォークマンをはじめとして懐古趣味をも充足させるSF作品であり、それに加えて登場人物みなの笑いを誘うテイザーフェイスなど、コメディー・パートも楽しい。とくに特異な木の幹のキャラクター、ベビー・グルートはコミカルな面が強く、すべての言葉を「アイム・グルート」で表現するとことなどはオバケのQ太郎におけるO次郎の「バケラッタ」である。
ただシルベスタ・スタローンが出てくると、SF色が薄れ、B級アクション色が強くなるように感じるのはどうしたものか。過去には『ジャッジ・ドレッド』などのSF主演作もあるが、やはりアクション俳優としてのキャラクターはぬぐいきれないのだろう。
なお、マーベル映画お約束のエンディングロール後のおまけ映像は、「これでもか」のてんこ盛りなので、「終わった」と油断してはいけない。

■GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2 2017年 アメリカ映画
監督・脚本:ジェームズ・ガン
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、ジョナサン・シュワルツ、ニコラス・コルダ、スタン・リー
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイブ・バウティスタ、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ、エリザベス・デビッキ、クリス・サリバン、ショーン・ガン、シルベスター・スタローン、カート・ラッセル、トミー・フラナガン、ローラ・ハドック、エバン・ジョーンズ、ワイアット・オレフ、グレッグ・ヘンリー、ビング・レイムス、マイケル・ローゼンバウム、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラム、デビッド・ハッセルホフ、スタン・リー
声の出演ビン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、セス・グリーン


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四月は君の嘘 

エイプリルフールだからといって何でも嘘を言っていいというわけではない。世間を騒がせるような嘘はいけない。ましてや映画として公開されるまでになってしまっては、その罪は大きい。しかもその嘘をついたのが影響力の大きい広瀬すずだ。アリスならともかくすずである。だが、逆に広瀬すずだからこそつけた嘘でもあるし、彼女の嘘であれば許そう、いや、一歩進んで自分もその嘘に欺されたいという人も大勢いることは確かだ。
ただ自分は板谷由夏の嘘を推奨したい。彼女のほうが酸いも甘いも噛み分けているだろうから、嘘も現実味をはらんで臨場感を味わうことができる可能性が大きい。それがダメなら、もう檀れいしか残っていないじゃないか。

■四月は君の嘘 2016年 日本映画
監督:新城毅彦
原作:新川直司
脚本:龍居由佳里
主題歌:いきものがかり『ラストシーン』
挿入歌:wacci『君なんだよ』
出演:広瀬すず、山崎賢人、石井杏奈、中川大志、甲本雅裕、本田博太郎、板谷由夏、檀れい、矢崎由紗、大村一真、中井アウロラ、樫原右京、谷口恋々、根本真陽、小倉優香、武田圭司、永島敬三、田代輝、大滝愛結、榊原湘真、岡田明日太、加藤美月、五十嵐健人、原田ひかり、刀根史夏、石坂晋輔、古泉葵、山口香緒里、嶋村太一、吉澤梨里花、藤本哉汰、大江優成


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ゾンビーワールドへようこそ 

タイトルからしてB級映画であることは見る前からわかっているが、B級にはB級としての傑作がある。そして本作はそれに当たる。主人公とその仲間をボーイスカウトのメンバーとしたことで、ちょっとしたサバイバル術がいろいろなシーンで生かされる点は秀逸。そこに加えてタンクトップにショートパンツ、ブロンドのセクシー姉ちゃんが加われば、完璧な布陣ができあがったといえるだろう。
とくにクライマックスでのトランポリンによる脱出シーンは出色。主人公がおじいさんのナニを握りしめたままトランポリンの上に落ちていくシーンは脳裏に深く焼きついた。

■SCOUTS GIDE TO THE ZOMBIE APOCALYPSE 2015年 アメリカ映画
監督:クリストファー・ランドン
原案:キャリー・エバンズ、エミ・モチズキ、ローナ・ウィリアムズ
脚本:キャリー・エバンズ、エミ・モチズキ、クリストファー・ランドン
出演:タイ・シェリダン、ローガン・ミラー、ジョーイ・モーガン、セーラ・デュモント、デビッド・ケックナー、ハルストン・セイジ、クロリス・リーチマン、パトリック・シュワルツェネッガー


ZOMBIE_WORLD_HE_YOKOSO_2015

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アフターマス 

2002年7月1日に実際に発生した「ユーバーリンゲン空中衝突事故」を元にして映画化。ただ単に事故発生の経過を追うだけではなく、不幸にもその飛行機に搭乗していて事故に遭い命を落とした遺族の復讐劇までを描く。この復讐による事件も実話というから驚きである。アメリカではおそらくその事件が発生したときは世間の耳目を集めたのであろうが、海を越えた日本ではほぼ知られていないことだろう。それだけに本作で映像化された意味合いは大きい。
それにしてもシュワルツェネッガーもすっかりジジイとなってしまった。ジジイになって早朝に目が覚めてしまうからなのか、襲おうとして管制官の家を訪ねるも、1回目は世間の常識的な訪問時間としてはあまりに早すぎである。その管制官、もし日本で映像化されるとしたら大倉孝二に演じてもらいたい。
この負の連鎖にはラストに挿入されるエピソードにつながるが、この11年後の墓地での出来事は、さすがに映画独自の脚本だろうか。

■AFTERMATH 2017年 アメリカ映画
監督:エリオット・レスター
脚本:ハビエル・グヨン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス、マーティン・ドノバン、ハンナ・ウェア


Aftermath_2016

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エイリアン:コヴェナント 

長期にわたるシリーズは、そのつど前作を見直さなければならないものと、そうでないものがある。後者のほうが名作の誉れが高くなるのは、みな見返すのがめんどうくさいからであろう。私に至っては物忘れが激しく、以前に見たものはすっかり忘れているというのに(『プロメテウス』でさえも!)、やっぱり「めんどうくさい」という一択でもってそのまま鑑賞。どうやら『プロメテウス』にもデビッドは出ていたらしいことはわかったが、そこまで。それでも楽しめればいいのだ。
その楽しさの要因は、なんといっても凶暴で敏捷なエイリアンだ。リプリーのころのエイリアンとはまた違った性質を備えており、怖いながらもちょっとペットにしたい欲求も首をもたげる。ところでそのシガニー・ウィーバーの復活はまだか。

■ALIEN: COVENANT 2017年 アメリカ映画
監督:リドリー・スコット
製作:リドリー・スコット、マーク・ハッファム、マイケル・シェイファー、デビッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
キャラクター創造:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
原案:ジャック・パグレン、マイケル・グリーン
脚本:ジョン・ローガン
出演:出演:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ビリー・クラダップ、ダニー・マクブライド、デミアン・ビチル、カーメン・イジョゴ、エイミー・サイメッツ、ジャシー・スモレット、キャリー・ヘルナンデス、ナサニエル・ディーン、アレクサンダー・イングランド、ベンジャミン・リグビー、ウリ・ラトゥケフ、ジェームズ・フランコ、ガイ・ピアース


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追憶の森 

キイロとフユという名前の不自然さはずっとシコリのように残り、その謎が最終的には解決されるのではあるが、それでも日本人にはほぼないと思われる無理やりな名前を、こじつけのように伏線に持っていく豪腕には、仕方なく拍手を送っておく。
そのほか、マコノヒーが日本の、しかも富士の樹海にいるという違和感があり、渡辺謙の妙に浮いた演技も手伝ってか、それらふわりとした雰囲気が本作全体を覆っていることを特徴ととらえれば成功といえるのであろう。ただ自分は好きではない。

■THE SEA OF TREES 2015年 アメリカ映画
監督:ガス・バン・サント
脚本:クリス・スパーリング
出演: マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ、ケイティ・アセルトン、ジョーダン・ガバリス、ジェームズ・サイトウ、オーウェン・バーク


tsuioku_no_mori_2015

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ぼくのおじさん 

北杜夫のユーモア小説が原作である。小説のおじさんは、躁状態の北杜夫のような人なので、それを考えると松田龍平のおとぼけ演技がかなりハマるかと想像していたが、彼のその手の演技は狙わないからこそおもしろく、この作品のように、「それ」を中心に求めてしまうと、ちょっと違う感が生じてくるようだ。
映画自体はそれなりにおもしろい。とくにシールを集めてハワイに行こうとしているところまでは。しかし後半のハワイに行ってからは失速ぎみ。前半の日常の風景をそのまま淡々と描いたほうが、仕上がりはよかったのではないだろうか。

■ぼくのおじさん 2016年 日本映画
監督:山下敦弘
原作:北杜夫『ぼくのおじさん』(新潮文庫『ぼくのおじさん』所収)
脚本:春山ユキオ
出演:松田龍平、真木よう子、小菅汐梨、大西利空、戸次重幸、寺島しのぶ、宮藤官九郎、キムラ緑子、銀粉蝶、戸田恵梨香、二宮弘子、佐竹遥人、森萌々穂、岩谷健司、マホモリータ、松浦祐也、川村麻実、林真実、原将己、佐々木千恵、松井伸明、緒沢あかり、平川玲奈、吉野真生


boku_no_ojisan_2016

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ロスト・バケーション 

主演のブレイク・ライブリーは『アデライン、100年目の恋』でその美貌に魅せられた女優である。本作ではその様相をがらっと変えて、海を舞台に水着になり(この水着をオレンジ色にしたところも秀逸。夜景に映えるのだ)、見栄えのよい脚線美を惜しげもなく披露している。そして医学生であるという設定も伏線として十分に回収される。
それにしても「痛い」映画だ。サスペンスやホラーのパートではハラハラさせられるが、それよりもサメに噛まれた傷の手当てをするシーンがいちばん目をおおいたくなる。
そして助演賞は間違いなくカモメのスティーブンに与えられる。

■THE SHALLOWS 2016年 アメリカ映画
監督:ジャウマ・コレット=セラ
脚本:アンソニー・ジャスウィンスキー
出演:ブレイク・ライブリー、オスカー・ジャネーダ、ブレット・カレン、セドナ・レッグ


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新宿スワンⅡ 

新宿の裏側(考えようによっては表側)の世界で活躍するスカウトマン、その主人公を演じる綾野剛は最近、テレビのバラエティーで見るにつけ、際立つ「いい人」がアピールされる。その程度を越えたエピソードは、ときに映画の役柄としてはマイナスの効果を生むのではないかと思わせるほど。少し前に見た『日本で一番悪い奴ら』などは、鑑賞中も頭のどこかで「ほんとうはぜんぜん悪いやつじゃないんだけどな」などと思っていたのである。
しかし、バラエティー番組での積極的な番宣出演の効果もあってか、少し前までは「綾野」か「綾小路」かで迷っていた名字も、最近ははっきりと「綾野剛」と認識できるようになってきた。剛から椎、賛、似、そして壱までのぼりつめる姿を見守りたい。

■新宿スワンⅡ 2017年 日本映画
監督:園子温
アクション監督:谷垣健治
原作:和久井健『新宿スワン』
脚本:水島力也
主題歌:MAN WITH A MISSION『Dead End in Tokyo』
出演:綾野剛、浅野忠信、伊勢谷友介、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、久保田悠来、上地雄輔、広瀬アリス、高橋メアリージュン、桐山漣、中野裕太、中野英雄、笹野高史、要潤、神尾佑、山田優、豊原功補、吉田鋼太郎、椎名桔平、山田孝之、沢尻エリカ、佐藤祐基、成田凌、一ノ瀬ワタル、梶原ひかり、北村昭博、三浦力、奥野瑛太、山口祥行、玉城裕規、山本紗也加、長手絢香、野崎萌香、Anly、福田愛美、三浦萌、桜木さら、岡村いずみ、小宮有紗、栗原類、藤巻勇気、渡辺潤、根岸拓哉、金子元彦、久保龍一、松田陸、谷本幸優、小橋秀行、市川真也、札内幸太、西村涼太郎、吉田カルロス、武田一馬、植田恭平、藤社優美、IZAMU、さわまさし、キンタカオ、小西キス、皆川鈴夏、島村みやこ、加藤莉奈、山川美波、石川千裕、水間ロン、青山隼、こっとん健児、遠藤瞳、木村優介、田子天彩、真柴幸平、澤田園子、下井大学、横町ももこ、後藤ちひろ、大橋由起子、きみと歩実、西田藍、真名瀬りか、片岡春香、長友知美、大木のん、古賀あかね、辻有紀香、石月結希、沙倉しずか、桐生あやめ、伊藤しほ乃、中牟田あかり、新井郁、青木メレ、寒川綾奈、一木エリカ、神谷るな、宝条真希、咲木凛、橘しいな、森久れな、あかね澪、藍田未央、藤本美紀、黒木晴香、本城らら、一ノ瀬恋、優月美羽、高橋ちづる、篠原ゆう子、新道りんか、一条ここ、乙葉ななせ、片瀬しいな、一条アラン、田中ゆじゅ、桜崎希、早乙女サラン、瀬女蘭、天音響、あいあむいおりり、森保さな、成月優斗、吉川凛、澤真希、日向誠、春咲ひなた、汐峰朱里


SHINJUKU_SWAN_II_2017

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シーズンズ/2万年の地球旅行 

自然が描く映像はどこまでもすばらしい。その神秘的なゆえに揺らぎの感じられる荘厳さと、自然が持つワイルドな一面が相まって、見るものの目を引きつける。しかしこのような映像を見るときに、最近はふと頭の片隅に「CGでもできる」という感覚が浮かぶ。あまりに発展しすぎたSFXの功罪といえよう。
ただ、心をまっさらにして見ることで気持ちが引き込まれれば、さらなる感動まで引き起こすことだろう。そこにかぶさるナレーションは笑福亭鶴瓶と木村文乃。木村の透明感のある声は心地よいが、鶴瓶はどうだ。まっさらな気持ちに、また別の意味でのさざ波が揺れ起こるように感じる。

■LES SAISONS 2015年 フランス映画
監督:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ
製作:ジャック・ペラン、ニコラ・エルゴージ
脚本:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ、ステファヌ・デュラン
日本語版ナレーション:笑福亭鶴瓶、木村文乃


SAISONS_2015

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