ネイキッド 

全裸の状態でエレベーターの中にいるところから物語は始まる。その右往左往する様子はアメリカ版の筒井康隆の短編「おれは裸だ」だ。もしかしたら原作なのではとさえ思わせる展開だが、小説と異なるのは、何度もその状況に戻ってしまうという、これまたSF作品にはありがちな設定である。その同じ時間のくり返しによって事態を学びつつ前進していく様は笑えなくはないが、さすがに手垢がついた感は否めない。
たしか「おれは裸だ」は明石家さんまでドラマ化されたように記憶するが、本作は毛色の違う「おれは裸だ」として日米の差を比較する見方もありかもしれない。

■NAKED 2018年 アメリカ映画
監督:マイケル・タイデス
脚本:コリー・コーラー、マーロン・ウェイアンズ、リック・アルバレス
オリジナル原案:トルケル・クヌートソン、モルテン・クヌートソン
出演:マーロン・ウェイアンズ、レジーナ・ホール、ロレッタ・デバイン、イライザ・クープ、スコット・フォーリー、デビッド・シェリダン、ニール・ブラウン・Jr.、J.T. ジャクソン、コリー・ハードリクト、リック・フィッツ、ブライアン・マックナイト、デニス・ヘイスバート


Naked

亜人 

期待が大きければ大きいほど、ある程度の合格点に達していながらもその期待値よりも低くなることで文字通りの「期待外れ」に終わってしまうことは、これまでに何回も経験していることである。だからこそ、期待せずに見て思わぬ拾いものをすることもあり、得をした気分になるのだが、それとは逆に拾いもの以上のクオリティーでありながら「あれっ?こんなもん?」と思わされてしまうものがあることも確かだ。だったら期待しなければいいのだが、「期待」という気持ちをコントロールすることはむずかしいし、ときにその大きな期待さえ超えてくる作品もあることを考えれば、やはり期待はしないわけにはいかない。
さて、本作は好きな俳優2人、佐藤健と綾野剛の主演なので、当然のごとく期待大で鑑賞。その感想としては、「佐藤と田中の下の名前を知りたい」という程度であった。

■亜人 2017年 日本映画
監督:本広克行
アクション監督:大内貴仁
原作:桜井画門(講談社『good!アフタヌーン』連載)
脚本:瀬古浩司、山浦雅大
主題歌:THE ORAL CIGARETTES『BLACK MEMORY』
出演:佐藤健、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、山田裕貴、浜辺美波、品川祐、吉行和子、綾野剛、平埜生成、中村育二、堀内正美、升毅、高杉亘、HIKAKIN、宮野真守、大森一樹、大林宣彦、志賀廣太郎、稲垣成弥、堀内佑太、梅宮万紗子、森功至、鈴村健一、北山雅康、森本のぶ、大和孔太、緋田康人、國本鍾建、須田邦裕、木原勝利、田中壮太郎、信太昌之、森田順平、今野浩喜、永岡佑、蔵原健、中川晴樹、中山克己、オラキオ、森岡龍、宮野真守、永山香月、那須佳瑛、成瀬徹、西泰平、西山秀信、野口雅弘、林真美、林家竹丸、原田尚紀、平田友子、藤田健彦、藤松祥子、古川真司、古川真也、Velo武田、松岡ひとみ、松林栄一、愛華美樹、光山文章、峰秀一、宮下かな子、宮本大二郎、三輪江一、望月ムサシ、森谷ふみ、柳田雅宏、山崎崇史、山本直匡、山本啓之、横井三千、横山清正、吉田圭織、若林秀敏、脇田敏博、鰐渕将市、上石愛、荒木貴裕、石川健一、石渡愛、伊藤玄紀、伊藤麻衣、井上良明、今泉玲奈、今田真治、岩田明、梅中悠介、及川達郎、大崎浩一、折舘早紀、笠野龍男、鍛冶幸宏、鹿野浩明、川崎正和、川末敦、木川淳一、木全晶子、清野茂樹、具志堅英喜、国島太郎、久保亜沙香、黒川忠雄、小池博人、小林茂樹、斉藤滋、佐井祐里奈、堺小春、酒井奈緒、佐藤亜沙美、佐野ひろゆき、篠原あさみ、清水ヨネタロウ、末吉司弥、高原靖典、多田羅慎一、田中功、田中啓介、寺尾毅、徳地雅明、土佐和成、戸水章二、中川慧、中川浩三、中里広海、中田裕一、永田直人、中野剛、中野英樹、中村朋絵、中村信雄、中山卓哉


AJIN

T2 トレインスポッティング 

1996年の映画『トレインスポッティング』の20年ぶりの続編だというが、その前作は未見。「T2」といわれると、どうしても『ターミネーター 2』が頭に浮かぶ。とくに警官に変身しているT-1000の姿が印象深い。そのようなことを考えている脳みその状態で本作を見ると、ちょうどいい感じにトリップができるのかもしれない。気持ちよく見ることができたように思う。
ただ、これには問題点もある。いい気持ちではあるが、映画の内容がまったく頭に入ってこないのだ。つまりそれは「20年ぶりの続編」といわれてすっかり興味を失っている状態なのであった。

■T2 TRAINSPOTTING 2017年 イギリス映画
監督:ダニー・ボイル
製作総指揮:アービン・ウェルシュ、アロン・ライヒ
原作:アービン・ウェルシュ
脚本:ジョン・ホッジ
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル、ケリー・マクドナルド、シャーリー・ヘンダーソン、ジェームズ・コスモ、アンジェラ・ネディヤルコーバ、アービン・ウェルシュ、アイリーン・ニコラス、ポーリーン・リンチ


T2_TRAINSPOTTING

ナラタージュ 

このところ何作か、この手の恋物語を描いた作品を見ているが、考えてみると、先生と生徒の恋は、ある意味、先生のパワハラといってもよいのではないか。もちろん、生徒側から迫ることも多いだろうけれども、力関係でいえば圧倒的に先生に分がある。
そういえば、少し前に見た『先生!、、、好きになってもいいですか?』や『近キョリ恋愛』も、先生役はジャニーズであった。いま、ジャニーズメンバーと未成年の関係性を描くのは、かなりセンシティブならざるを得ない状況になってしまった。もしかしたら今後、このテーマでの作品は少し遠ざけられる可能性もある。
主題以外で気になったのは、松潤と坂口健太郎が並んだときの身長差(松潤が意外と小さいのか、坂口健太郎が意外と大きいのか)とか、有村架純はコスプレをするととたんにブサイクになるといった点である。

■NARRATAGE 2017年 日本映画
監督:行定勲
原作:島本理生
脚本:堀泉杏
主題歌:adieu「ナラタージュ」(作詞・作曲:野田洋次郎)
出演:松本潤、有村架純、坂口健太郎、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地、市川実日子、瀬戸康史、大鷹明良、 堀ちえみ、武発史郎、伊藤沙莉、山内優花、宮沢竹美、舛行倭、ぶらっくすわん、三浦誠己、西牟田恵、山本真由美、小出優子、河島辰徳、小松もか、柿本朱里、大崎章、高橋幸聖、武内煌、岸田結光、南岐佐、松本結菜、宇野津達也、宝島涼太、宮本聡美、浜口智尋、佐藤格、河野博人、石田由紀


narratage_2017

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タイタン 

あまりに大胆なタイタンのお話だ。そんなダジャレのようなことも言いたくなってくるほどに大胆な設定である。といっても、SFではこれくらいのことは普通に起こる。SFの怖さは、近未来に実際に起こりうることを予感させるかどうか、だ。そう考えると、ほかの惑星の状況に対応できるように身体を強制改造するという設定は、あり得そうな気がしてくるし、すでにどこかで秘密裡に実験が進行していてもおかしくはない。
もしこのメンバーに自分が選出されたらどうだろうか。水の中で息継ぎもせずに自由自在に動けるのはいいが、だからといってこの容姿になるのは御免こうむりたい。

■THE TITAN 2018年 アメリカ映画
監督:レナート・ルフ
脚本:アラッシュ・アメル、マックス・ハーウィッツ
出演:サム・ワーシントン、テイラー・シリング、トム・ウィルキンソン、アギネス・ディーン、ナタリー・エマニュエル、ノア・ジュープ、コーリイ・ジョンソン、アレクザンダー・ヨバノビッチ、ディエゴ・ボネータ


THE_TITAN_2018

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先生! 、、、好きになってもいいですか? 

すでにタイトルからしてけしからん。「いいですか」と問うているが、「そのくらいの判断は自分でしなさい」と教えるべきであろう。もちろん、その先生がジャニーズ系のイケメンであるというところにも罪はある。「好きになるな」というのも無理な話であることは理解できる。しかし、その「いいですか」と問う女子が広瀬すずであるところに、さらに罪の重ね塗りが発生する。映画とはいえ、やりすぎである。
ほのかな学園ラブストーリーの体裁ではあるが、世の中の大多数の男女を敵にまわすがごとき、かなり挑戦的な問題作であるといえるだろう。

■MY TEACHER 2017年 日本映画
監督:三木孝浩
原作:河原和音『先生!』
脚本:岡田麿里
主題歌:スピッツ『歌ウサギ』
出演:生田斗真、広瀬すず、竜星涼、森川葵、健太郎、中村倫也、比嘉愛未、八木亜希子、森本レオ、矢柴俊博、野間口徹、米村亮太朗、古澤裕介、新谷真弓、土佐和成、大鷹明良、山谷花純、小林万里子、米山穗香、菅井和美、立石ケン、林凌雅、藤原隆介、白坂奈々、上本真央、土井裕斗、榎本実優、榎太誠、浦川祥哉、加藤幹夫、加藤実祐紀、橋本菜名穂、江口祐貴、櫻井圭佑、諏訪珠理、松尾潤、潮見裕正、坂田遥香、伊藤隆佑、山本真菜、家村勇輝、宮本弘佑、桑原優河、三池友弥


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アトラクション/制圧 

ロシア映画といえば、ちゃんとは見ていないものの『戦艦ポチョムキン』で止まっている自分の認識だが、当ブログの過去のレビューを探ると、2012年の『オーガスト・エイト』というロシア製SF映画を見ていた。それに『不思議惑星キン・ザ・ザ』というソビエト時代のSFともつかない不思議な作品も。
そしてこの映画である。いきなりのSFスペクタクル。ネットでときおり、ロシア人の破天荒なお国柄が垣間見える写真を目にするが、本作でもこの本格的なスペクタクルの中に、破天荒ぶりがのぞく部分があるのに気づく。それは宇宙船墜落現場に忍び込んでモビルスーツを着た宇宙人を倒しちゃったり、その宇宙人用モビルスーツを盗み出してきちゃったり、素人でありながら病院に忍び込んで宇宙人に輸血しちゃったり、と、映画といえどもかなりのハチャメチャ行動である。おそらくそれがロシアなのである、と今のところは理解しておこう。

■ATTRACTION 2017年 ロシア映画
監督:フョードル・ボンダルチューク
脚本:オレグ・メンシコフ、アンドレイ・ゾロタレフ
出演:アレクサンダー・ペトロフ、イリーナスターゼンバウム、ライナル・ムハメトフ、オレグ・メンシコフ、ニキータククシキン、セルゲイ・ガルマッシュ


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