親指スター・ウォーズ / 親指タイタニック 

親指のみで演じられる名作映画。そう言ってしまえば身も蓋もないが、身も蓋もない作品なのでしょうがない。この親指シリーズは、『親指フランケン』、『親指ゴッドファーザー』、『親指ブレアサム』、『親指バットサム』などのラインナップがあるようだが未見。
最近はこのシリーズの発展系としてレゴで映画の世界観を構築する『LEGO®ムービー』が出てきており、さらに『バットマン』のLEGO版も続く。その原点たる本作も両作ともに30分ほどなので、とりあえず見ておいて損はないだろう。

■THUMB WARS:THE PHANTOM CUTICLE 1999年 アメリカ映画
監督・総指揮・脚本:スティーブ・オーデカーク
製作:ポール・マーシャル
特殊効果:デイブ・メレル
技術監督:ブライアン・トーマス
出演: スティーブ・オーデカーク、ロス・スチャーファー、アンドレア・フィアーズ、ロブ・ポールセン、ポール・グリーンバーグ、ジム・ジャックマン、マーク・デカーロ、ジム・ホープ、デビッド・フロイド、ミーガン・カバナグ


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■THUMBTANIC 1999年 アメリカ映画
監督・総指揮・脚本:スティーブ・オーデカーク
製作:ポール・マーシャル
特殊効果:デイブ・メレル
歌:スティーブン・オディオン
技術監督:ブライアン・トーマス
出演: スティーブ・オーデカーク、メアリー・ジョー・ケフナン、ポール・グリーンバーグ、ロブ・ポールセン、トニー・ペイル、マーク・デカーロ


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怪物の花嫁 

監督は史上最低と謳われるエド・ウッド、主演はドラキュラ伯爵役で名高いベラ・ルゴシ。この監督についてはティム・バートン監督でジョニー・デップがルゴシを演じた映画『エド・ウッド』を見ればいいだろう。映画の内容についてはとやかく言い出すとキリがなくなるし、とにかく「見た」という事実だけがあればよい。
ひとつだけ、ストーリーに関係ないことに言及すれば、署長が飼っているインコ(とくに電話をしているときに肩ののっている姿)がかわいい。「ストーリーに関係ない」と書いたが、現代の映画手法であればなんらかの伏線とならなければおかしい存在のはず。それが1955年という時代性なのか、エド・ウッドだからなのかはわからない。

■BRIDE OF THE MONSTER / BRIDE OF THE ATOM 1955年 アメリカ映画
監督・製作・原案:エドワード・D. ウッド・Jr.
脚本:エドワード・D. ウッド・Jr.、アレックス・ゴードン
出演:ベラ・ルゴシ、トー・ジョンソン、ロレッタ・キング、トニー・マッコイ、ハーベイ・B. ダン、ジョージ・ベックワー、ポール・マルコ、ドン・ネイジェル、バド・オズボーン、ジョン・ウォーレン、アン・ウィルナー、ドロレス・フラー、ウィリアム・'ビリー'・ベネディクト、ベン・フロマー、コンラッド・ブルックス


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ミュージアム 

映画にしろテレビドラマにしろ、アクションものの主人公に対してもの申したいことが以前からある。それは怪我のしかただ。たいていは敵と何回か戦いをくり広げることで、主人公も痛手を負う。その手当てをしたのち、その痛みを堪えながらもまた相手に立ち向かっていき、最終的に勝利をおさめるという図式がお決まりといえる。その途中で負う怪我の位置、もう少しちゃんといえば、手当てで貼られた絆創膏がかっこよく見える部分に怪我をするというリアルさの欠如である。
本作でも主人公の刑事・沢田はこめかみのあたりをやられ、絆創膏(というより包帯)を貼っている。その姿はチラシにも写真があるように、「いかにもかっこいい」。また青春ものであれば、ケンカの後の手当ては鼻の頭に絆創膏という姿が定番である。
しかしたとえば、この怪我を鼻の下に負い、鼻と口のあいだに白いチョビ髭のように包帯を貼るというマヌケな見た目になることも、現実にはあるだろう。たまにはそういうかっこ悪い姿も見てみたい気がするのである。

■MUSEUM 2016年 日本映画
監督:大友啓史
原作:巴亮介(講談社『ヤングマガジン』)
脚本:高橋泉、藤井清美、大友啓史
出演:小栗旬、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋、松重豊


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闇金ウシジマくん/ザ・ファイナル 

とうとうウシジマくんもファイナルである。シリーズというのはいつまでも続かない。始まりがあれば終わりがある。残念とか名残惜しい気持ちがあれど、それが宿命である。もっとも、そういう気持ちがあるうちに終わりにしたほうが、つくるほうの気持ちにしても張りができていいのであろう。
と、ここまで書いてから、よく考えてみると、そういえばまだ「パート3」を見ていない。いつの間にか飛ばしてしまってファイナルを見てしまったようだ。お話としてはパート3とは明確に連続性はないようなので不都合はないし、むしろまだもう1本分のウシジマくんが残っているのは、食べ終わったと思ったチャーシュー麺のチャーシューが丼のスープのそこからもう1枚出てきたような喜びである。

■闇金ウシジマくん/ザ・ファイナル 2016年 日本映画
監督:山口雅俊
原作:真鍋昌平
脚本:福間正浩、山口雅俊
主題歌:Superfly『Good-bye』
出演:山田孝之、綾野剛、永山絢斗、真飛聖、間宮祥太朗、YOUNG DAIS、最上もが、真野恵里菜、太賀、狩野見恭兵、湊莉久、天使もえ、マキタスポーツ、玉城ティナ、池本啓太、楡木直也、三池友弥、相澤侑我、江口祐貴、朝陽、六角精児、岩井ジョニ男、モロ師岡、安藤政信、八嶋智人、高橋メアリージュン、崎本大海、やべきょうすけ


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合葬 

見る前は完全にタイトルを「合奏」だと思い込んでおり、お話は当然『ジャズ大名』のような江戸時代のセッション的なものなのであろうと勝手に想像していたため、完全に裏切られてしまった。もっとも勘違いしていたこちらが悪いので、裏切られたといっても、制作側は裏切っていないのは当然である。
だから映画鑑賞時も、いつ演奏が始まるのかとワクワクしながらいつでもリズムをとれる体勢でいたため、肝心のストーリーが把握できずに終わったのは申しわけなかった。後から調べると、どうやら原作は杉浦日向子の漫画作品で、雑誌『ガロ』に連載され、日本漫画家協会賞の優秀賞を受賞している作品だとか。そうとわかっていれば、杉浦日向子作品用の鑑賞態度があったのに。

■合葬  2015年 日本映画
監督:小林達夫
原作:杉浦日向子
脚本:渡辺あや
音楽:ASA-CHANG&巡礼
ナレーション:カヒミ・カリィ
出演:柳楽優弥、瀬戸康史、岡山天音、門脇麦、桜井美南、井之脇海、高山侑子、藤原令子、隆大介、飴屋法水、峯村リエ、小市慢太郎、りりィ、オダギリジョー、光平崇弘、三好大貴、山田知弘、竹下健人、潮見裕正、安部洋花、松井勇歩、高田卓弥、大石昭弘、美藤吉彦、川崎あかね、山野さゆり、仲野毅、炭釜基孝、西村諭士、中村凜太郎、湖中香名子、伊藤隆弘、増岡恵美、小出優子、太田雅之、
鶴井一夫、石坂大翔、池田勝志、古賀勇希、森聡臣、渡辺知晃、中島崇博、奥井隆一、興津正太郎、銭山伊織、吉井基師、山口孝二、平井靖、長澤采佳、周防ゆう


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アサシン クリード 

『アサシンクリード』とは、もともとはテレビゲームの一連のシリーズ名のようであるが、テレビゲームをほとんどやらない私はまったく知らなかった。なんとなく「アサシン」、つまりは殺し屋という名称の映画があったような記憶があるので、その続編かスピンオフだろうと漠然と思っていたのだが、そしてそれは確かに存在はしているのだが、けっきょくはそれらもゲーム発祥の映像作品であった。
だからなのか、ゲームに親和性のないオーディエンスが興味を持たないようにコントロールされているかのようで、どうにお話に入り込めない。唯一、贔屓のシャーロット・ランプリングが登場するシーンで目を見開くという状況に陥らざるを得なかった。それでも彼女の持ち前の妖しい情感が、この映画が求めているであろう雰囲気にマッチしているように感じた。

■ASSASSIN'S CREED 2016年 イギリス/フランス/アメリカ/香港映画
監督:ジャスティン・カーゼル
脚本:マイケル・レスリー、アダム・クーパー、ビル・コラージュ
出演:マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズ、ブレンダン・グリーソン、シャーロット・ランプリング、マイケル・K. ウィリアムズ、ドゥニ・メノーシェ、アリアーヌ・ラベド、ハリド・アブダラ、エシー・デイビス、マティアス・バレラ、カラム・ターナー、カルロス・バルデム、ハビエル・グティエレス、ホビク・ケウチケリアン、ブライアン・グリーソン


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バイオハザード:ザ・ファイナル 

この映画を日本人として見る場合の最大の眼目は、なんといってもローラのハリウッドデビュー作ということだろう。あのお気軽娘(といっても、意外にしっかりしていることはお馴染み)が、このハードなSFシリーズでどういう活躍を見せるのか。事前の情報があまりなかったため、期待はいやがうえにも大きくならざるを得ない。
しかし、「事前の情報があまりない」というのは当然であった。なぜなら、映画の彼女の役柄もほぼ情報がないままに終わってしまうからである。いちおうコバルトというちゃんとした役名はあるのだが、出てきてひと言ふた言セリフを口にしたかと思うと、ゾンビにあっけなく殺されてしまうのだった。いったい名のために出てきたのか。少なくとも「オッケー!」くらいは言ってほしかったものである。

■RESIDENT EVIL: THE FINAL CHAPTER 2016年 アメリカ映画
監督・脚本:ポール・W.S. アンダーソン
製作:ジェレミー・ボルト、ポール・W.S. アンダーソン、ロバート・クルツァー、サミュエル・ハディダ
出演:ミラ・ジョボビッチ、アリ・ラーター、ショーン・ロバーツ、ルビー・ローズ、オーエン・マッケン、フレイザー・ジェームズ、ローラ、イ・ジュンギ、ウィリアム・レビ、イアン・グレン、エバー・アンダーソン


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