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促音の法則 

小さな「っ」が入る「わっかりました」はわかっていないことが多い。

「来週中の納品、必ず頼むよ」
「わっかりました」

「1足す1は2です」
「わっかりました」

「頼んでおいた書類、完成してる?」
「でっきました」

「おまえには負けないぜ」
「おれだって負っけない」

「われわれはスポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦うことをちっかいます!」

「あっ、牧さんだ」
「牧さんだ」
「まっきさんだ」

みな、だいたいわかっていないのだ。

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス 

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスについて言及したいが、まずはスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスを知らない人のために、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスが何かということから説明しなければならないのかもしれない。だが、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスについて知らない人に対して、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスについて説明するのはそう簡単なことではない。なぜなら、その説明はスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスにとどまらず、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスの周辺に存在するスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスに似た別のものもあわせて解説することになり、それはそれでスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスについての説明以上に困難を極めるからだ。ここにいたってスーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスについて周知させようという努力は間違っていたことに気づくのは毎度のことである。

ブロッコリーとアスパラガス 

生物界、とくに昆虫の世界では「擬態」という必殺技がある。自分を捕食する相手の天敵に身体を変化させ、外敵からの難を逃れようとするものだ。ブロッコリーとアスパラガスも、これに類するものなのではないか。少なくともこれを食そうとする私の目を完全に欺く。人は「色で見分けろ」というかもしれないが、色覚よりは形状認識で判別する手法を使っている私としては、その提案は受け入れがたいのである。しかも色による判別を導入したら、あっという間にレタスとキャベツあたりの見分けも怪しくなってくるのだ。ぎりぎりで「なんとなく水っぽいほうがレタス」という観点でわかるからまだいいが、ここに白菜が混ざると一気に混戦の様相を呈してくる。「なんとなく大きめなのが白菜」だとか、「なんとなく丸く収まっているのがキャベツ」というように、いずれもポイントは雰囲気だ。
たしかにこれらに比べたらブロッコリーとアスパラガスの見分けは、まだ容易なのかもしれない。しかし油断してはいけない。自然界はいつのときも進化の過程だ。これから時を経ることによって、どのように進化してくのか。いつの日か、ブロッコリーとアスパラガスが見た目もほとんど変わらない日がやってくるかもしれない。それはもう「ブロパラガス」だ。

猫も杓子もブログ 

よく「猫も杓子もブログをやっている」と言われるが、猫や杓子のブログとはいったいどんなものだろうか。
まだ可能性としては、杓子がブログをやっているよりも、猫がブログをやっているというほうが可能性があるが、それはただ単に「可能性」だけの問題で、実際にはあり得ないだろう。
なぜなら、猫の肉球のあるあの手ではキーボードを押すことがむずかしいからである。
可能性は猫よりも極端に低いが、杓子のブログはどうだろう。
と考える前に、杓子とはなんだ。

スクールのクラスが 

スクールのクラスが同じクリスとクラリスが背負うリスクはクロスするクサリに結ばれてフリスクのようなクスリを飲みリラックスしてクスリと笑いながらラスクを食べつつ履くスラックスが欲しい。

ブルドッグとかパグとか 

ブルドッグとかパグという犬はどうしてあんな顔なのだろうとつねづね思っている。ほっぺたの垂れた人をブルドッグ顔と揶揄するように、あまり「いい顔」とはいえない。というか、はっきりいえばブサイクである。ブルドッグは品種改良された結果だとしても、あまりにあまりの顔だ。だが、いまやブルドッグやパグはペットとして飼われ、「かわいい」といわれる存在だ。おそらくブルドッグにしてもパグにしても、現在の顔になる前に選択がなされたのであろう。
「チワワやポメラニアンという先行するかわいい犬がいるが、はたしていまの自分たちの容姿をかわいい方向に進化させて彼らに追いつけるのか、それだったら一か八かでブサイク路線を選択する可能性もあるのではないか。ブサイクがかわいいという時代もきっとやってくる。その時代性を先取りして進化の方向をそちらに向けるという判断もあり得るはずだ」
そういって舵取りする先見の明があった犬がいたのだ。そう考えなければ、今のブサイク状態は考えられない。
その過程で、その所作も会議にかけられている。「鼻息を荒くしてハグハグハグとするのは、場合によっては嫌悪感を示されるのではないか。おとなしい鼻息のほうが飼ってもらえる率が高まるのではないか」と。だがそれに対しても「いま、われわれはブサイク路線に舵を切ったのだから、ハグハグハグも思いきって決行するべきである」と対抗意見があり、とりあえずは軽くハグハグして様子見をすることで意見がまとまった。その反応を見て「いける」と判断され、だんだんにハグハグ度を強めていったのだ。
足が短いのももちろん計算だ。当時は可もなく不可もない普通の足の長さであったので、長足にするか短足にするかで会議がもたれた。シェパード並みのスラリとした体型をめざしたいという要望もあったらしいが、これもまた徹底したブサイク路線策の推進のため、短足にすることになったとのことだ。短足にするには足の骨を切り、間抜きをしてつなげることで可能になる。そのくらいの医療技術は犬の世界では当たり前にできることであるが、逆に伸ばすのは骨の代替物を用意しなければならないため難しい。この技術的な面も長足が諦められた理由だ。
このような涙ぐましい努力を重ねてブルドッグやパグは現在の地歩を固めてきた。いまやブルドッグはソースにまでその名を残すほどに揺るがない地位を築いた。
ブルドッグやパグを飼う人は、この彼らの足跡を理解したうえで接していただきたいものである。

SASUKE 

山田勝己「サスケの前にサスケはない。サスケのあとにサスケができる」 

山田勝己「ぼくのこれまで歩んできた道、それがサスケです」

山田勝己「サスケとは何かと問われたら、こう答えましょう。それはサスケである、と」

山田勝己「おれはもうミスター・サスケじゃない。すでにサスケがミスター山田である」

山田勝己「ぼくはスケジュールと言うときに“サスケジュール”と言います」

山田勝己「新種の生物を見つけました。サスケと名づけることにします」

山田勝己「やばい、寝坊した! サスケに乗り遅れちゃう。母さん、朝飯まだ?」

山田勝己「白土三平先生にはシンパシーを感じます」

山田勝己「今日の授業はこのあいだの続き、37ページの“いいサスケと悪いサスケの見分け方から」

山田勝己「へー、きみ、サスケに出場するの。へーそうなの。ふーん、そうかぁ。なるほどねー。ふーん……おれの助言ほしくないの?」

山田勝己「『アメトーーク!』でサスケ芸人をやるとしたら芸人に転身して出場します」

山田勝己「うまい! 山田くん、小遊三さんに座布団3枚、それとサスケひとつ」

山田勝己「じつは以前、闇サスケに出場したことがあります。いえ、断じて金銭はもらっていません」

山田勝己「東京オリンピックでサスケが正式種目になるって聞いたんですけど、どこに申し込めば出場できますか」

山田勝己「となりの空き地に囲いができたね。サスケ―」

映画『山田勝己がサスケ辞めるってよ』近日公開。