プラネタリウム 

待ちに待ったナタリー・ポートマンだ。『マイティ・ソー』の新作にも出演しないらしいので、出演作の公開が間遠になっている今となっては、貴重な一作となる。これまでなんとかキーラ・ナイトレイで代替してきた感があり、下手をすると、「もうキーラでいいや」という気持ちも芽生えはじめていたのだが、やはりナタリー・ポートマンを見ると、当然ではあるが「本物のナタリー・ポートマン」であり、キーラでいいや的な気持ちも吹き飛んでしまう。
ただ、お話は地味だ。もっと彼女の魅力をパーッと開放するような作品に出てもらいたいと願うが、考えてみると、昔からそんなに派手な作品には出ていなかったことに思いあたり、だからこそのナタリーなのだと思い直す。
なお、今作の相方はかのジョニー・デップの娘であるが、あまりかわいくない。

■PLANETARIUM 2016年 フランス/ベルギー映画
監督:レベッカ・ズロトブスキ
脚本:レベッカ・ズロトブスキ、ロバン・カンピヨ
出演:ナタリー・ポートマン、リリー=ローズ・デップ、エマニュエル・サランジェ、ルイ・ガレル、アミラ・カサール、ピエール・サルバドーリ、ダービット・ベネント、ダミアン・シャペル


PLANETARIUM_2016

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 

前作に引きつづき、ウォークマンをはじめとして懐古趣味をも充足させるSF作品であり、それに加えて登場人物みなの笑いを誘うテイザーフェイスなど、コメディー・パートも楽しい。とくに特異な木の幹のキャラクター、ベビー・グルートはコミカルな面が強く、すべての言葉を「アイム・グルート」で表現するとことなどはオバケのQ太郎におけるO次郎の「バケラッタ」である。
ただシルベスタ・スタローンが出てくると、SF色が薄れ、B級アクション色が強くなるように感じるのはどうしたものか。過去には『ジャッジ・ドレッド』などのSF主演作もあるが、やはりアクション俳優としてのキャラクターはぬぐいきれないのだろう。
なお、マーベル映画お約束のエンディングロール後のおまけ映像は、「これでもか」のてんこ盛りなので、「終わった」と油断してはいけない。

■GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2 2017年 アメリカ映画
監督・脚本:ジェームズ・ガン
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、ジョナサン・シュワルツ、ニコラス・コルダ、スタン・リー
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイブ・バウティスタ、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ、エリザベス・デビッキ、クリス・サリバン、ショーン・ガン、シルベスター・スタローン、カート・ラッセル、トミー・フラナガン、ローラ・ハドック、エバン・ジョーンズ、ワイアット・オレフ、グレッグ・ヘンリー、ビング・レイムス、マイケル・ローゼンバウム、ミシェル・ヨー、ジェフ・ゴールドブラム、デビッド・ハッセルホフ、スタン・リー
声の出演ビン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、セス・グリーン


GUARDIANS_OF_THE_GALAXY

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四月は君の嘘 

エイプリルフールだからといって何でも嘘を言っていいというわけではない。世間を騒がせるような嘘はいけない。ましてや映画として公開されるまでになってしまっては、その罪は大きい。しかもその嘘をついたのが影響力の大きい広瀬すずだ。アリスならともかくすずである。だが、逆に広瀬すずだからこそつけた嘘でもあるし、彼女の嘘であれば許そう、いや、一歩進んで自分もその嘘に欺されたいという人も大勢いることは確かだ。
ただ自分は板谷由夏の嘘を推奨したい。彼女のほうが酸いも甘いも噛み分けているだろうから、嘘も現実味をはらんで臨場感を味わうことができる可能性が大きい。それがダメなら、もう檀れいしか残っていないじゃないか。

■四月は君の嘘 2016年 日本映画
監督:新城毅彦
原作:新川直司
脚本:龍居由佳里
主題歌:いきものがかり『ラストシーン』
挿入歌:wacci『君なんだよ』
出演:広瀬すず、山崎賢人、石井杏奈、中川大志、甲本雅裕、本田博太郎、板谷由夏、檀れい、矢崎由紗、大村一真、中井アウロラ、樫原右京、谷口恋々、根本真陽、小倉優香、武田圭司、永島敬三、田代輝、大滝愛結、榊原湘真、岡田明日太、加藤美月、五十嵐健人、原田ひかり、刀根史夏、石坂晋輔、古泉葵、山口香緒里、嶋村太一、吉澤梨里花、藤本哉汰、大江優成


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ゾンビーワールドへようこそ 

タイトルからしてB級映画であることは見る前からわかっているが、B級にはB級としての傑作がある。そして本作はそれに当たる。主人公とその仲間をボーイスカウトのメンバーとしたことで、ちょっとしたサバイバル術がいろいろなシーンで生かされる点は秀逸。そこに加えてタンクトップにショートパンツ、ブロンドのセクシー姉ちゃんが加われば、完璧な布陣ができあがったといえるだろう。
とくにクライマックスでのトランポリンによる脱出シーンは出色。主人公がおじいさんのナニを握りしめたままトランポリンの上に落ちていくシーンは脳裏に深く焼きついた。

■SCOUTS GIDE TO THE ZOMBIE APOCALYPSE 2015年 アメリカ映画
監督:クリストファー・ランドン
原案:キャリー・エバンズ、エミ・モチズキ、ローナ・ウィリアムズ
脚本:キャリー・エバンズ、エミ・モチズキ、クリストファー・ランドン
出演:タイ・シェリダン、ローガン・ミラー、ジョーイ・モーガン、セーラ・デュモント、デビッド・ケックナー、ハルストン・セイジ、クロリス・リーチマン、パトリック・シュワルツェネッガー


ZOMBIE_WORLD_HE_YOKOSO_2015

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アフターマス 

2002年7月1日に実際に発生した「ユーバーリンゲン空中衝突事故」を元にして映画化。ただ単に事故発生の経過を追うだけではなく、不幸にもその飛行機に搭乗していて事故に遭い命を落とした遺族の復讐劇までを描く。この復讐による事件も実話というから驚きである。アメリカではおそらくその事件が発生したときは世間の耳目を集めたのであろうが、海を越えた日本ではほぼ知られていないことだろう。それだけに本作で映像化された意味合いは大きい。
それにしてもシュワルツェネッガーもすっかりジジイとなってしまった。ジジイになって早朝に目が覚めてしまうからなのか、襲おうとして管制官の家を訪ねるも、1回目は世間の常識的な訪問時間としてはあまりに早すぎである。その管制官、もし日本で映像化されるとしたら大倉孝二に演じてもらいたい。
この負の連鎖にはラストに挿入されるエピソードにつながるが、この11年後の墓地での出来事は、さすがに映画独自の脚本だろうか。

■AFTERMATH 2017年 アメリカ映画
監督:エリオット・レスター
脚本:ハビエル・グヨン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス、マーティン・ドノバン、ハンナ・ウェア


Aftermath_2016

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エイリアン:コヴェナント 

長期にわたるシリーズは、そのつど前作を見直さなければならないものと、そうでないものがある。後者のほうが名作の誉れが高くなるのは、みな見返すのがめんどうくさいからであろう。私に至っては物忘れが激しく、以前に見たものはすっかり忘れているというのに(『プロメテウス』でさえも!)、やっぱり「めんどうくさい」という一択でもってそのまま鑑賞。どうやら『プロメテウス』にもデビッドは出ていたらしいことはわかったが、そこまで。それでも楽しめればいいのだ。
その楽しさの要因は、なんといっても凶暴で敏捷なエイリアンだ。リプリーのころのエイリアンとはまた違った性質を備えており、怖いながらもちょっとペットにしたい欲求も首をもたげる。ところでそのシガニー・ウィーバーの復活はまだか。

■ALIEN: COVENANT 2017年 アメリカ映画
監督:リドリー・スコット
製作:リドリー・スコット、マーク・ハッファム、マイケル・シェイファー、デビッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
キャラクター創造:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
原案:ジャック・パグレン、マイケル・グリーン
脚本:ジョン・ローガン
出演:出演:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン、ビリー・クラダップ、ダニー・マクブライド、デミアン・ビチル、カーメン・イジョゴ、エイミー・サイメッツ、ジャシー・スモレット、キャリー・ヘルナンデス、ナサニエル・ディーン、アレクサンダー・イングランド、ベンジャミン・リグビー、ウリ・ラトゥケフ、ジェームズ・フランコ、ガイ・ピアース


ALIEN_COVENANT

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追憶の森 

キイロとフユという名前の不自然さはずっとシコリのように残り、その謎が最終的には解決されるのではあるが、それでも日本人にはほぼないと思われる無理やりな名前を、こじつけのように伏線に持っていく豪腕には、仕方なく拍手を送っておく。
そのほか、マコノヒーが日本の、しかも富士の樹海にいるという違和感があり、渡辺謙の妙に浮いた演技も手伝ってか、それらふわりとした雰囲気が本作全体を覆っていることを特徴ととらえれば成功といえるのであろう。ただ自分は好きではない。

■THE SEA OF TREES 2015年 アメリカ映画
監督:ガス・バン・サント
脚本:クリス・スパーリング
出演: マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ、ケイティ・アセルトン、ジョーダン・ガバリス、ジェームズ・サイトウ、オーウェン・バーク


tsuioku_no_mori_2015

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