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空飛ぶタイヤ 

「空を飛ぶ」という言葉には夢がある。幼きころに読んでいたSFマンガでは、スーパーヒーローはマントを翻して空を飛んでいたし、車も必ず宙に浮いていた。「空飛ぶタイヤ」と聞けば、その宙に浮かんでいる流線形の未来カーを思い起こす。車を浮かすのではなく、宙に浮くタイヤが開発できれば、必然的に車は飛べるようになるのだ。だが、映画はそんな薔薇色の未来を扱っているわけではなかった。
それにしてもTOKIO長瀬は終始一本調子の強面演技。しゃべり方も同様で、社長であればもう少し物腰の柔らかい面があってもいい。もちろん、本作では物語の性質上、強面必要シーンが多いのは否めないのだが。
その強面を気にしているうちに映画は終了。このところテレビで『半沢直樹』や『下町ロケット』を1クール見ているせいか、2時間ではややあっけなく事件が収束してしまったような印象である。調べてみると、仲村トオル主演、5話完結でドラマ化されているようだ。5時間ほどの尺はこの場合、むしろちょうどよいのではないだろうか。テレビドラマ版も機会があったら見てみたいが、そうなると5時間の枷が重いのだった。うまくいかないものである。

■空飛ぶタイヤ 2018年 日本映画
監督:本木克英
原作:池井戸潤『空飛ぶタイヤ』(講談社文庫/実業之日本社文庫)
脚本:林民夫
主題歌:サザンオールスターズ『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐、ムロツヨシ、中村蒼、和田聰宏、木下ほうか、浅利陽介、谷村美月、近藤公園、村杉蝉之介、渡辺大、矢野聖人、田口浩正、斎藤歩、岡山天音、矢島健一、津嘉山正種、毎熊克哉、加藤満、筒井巧、中林大樹、井上肇、小久保丈二、高川裕也、池上紗理依、木下隆行、木本武宏、柄本明、佐々木蔵之介、六角精児、大倉孝二、津田寛治、升毅、笹野高史、岸部一徳


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プーと大人になった僕 

プーさんはなぜかクリストファー・ロビンに呼びかけるときには「クリストファー・ロビン」とフルネームである。ここから思い出されるのは、タレントの出川哲朗がナインティナインの岡村隆史を「岡村隆史」と呼ぶことである。これはしつこいほどにテレビでくり返されている。このことからわかるのは、くまのプーさんは出川哲朗とほぼ程度が同じであるということである。それがはたしてクオリティーの程度として高いのか、低いのか。ぬいぐるみが人と同じという点では評価できるが、その比較対象が出川哲朗であるというのは納得できるか否か。
そういえば以前、このブログでペットの名前を考察したことがあるが、それでいえば「プー」は最悪の名前である。ま、プーはぬいぐるみでペットではないのが唯一の救いであろうか。

■CHRISTOPHER ROBIN 2018年 アメリカ映画
監督:マーク・フォースター
キャラクター創造:A.A. ミルン、E.H. シェパード
原案:グレッグ・ブルッカー、マーク・スティーブン・ジョンソン
脚本:アレックス・ロス・ペリー、トム・マッカーシー、アリソン・シュローダー
出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、ブロンテ・カーマイケル、マーク・ゲイティス
声の出演:ジム・カミングス、ニック・モハメッド、ブラッド・ギャレット、ソフィー・オコネドー、ピーター・キャパルディ、トビー・ジョーンズ


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アントマン&ワスプ 

アントマン』からワスプという仲間が増えて、さらなる強化が図られたことは歓迎したい。とくにヒーローものは男性社会の色が強いので、女性ヒーローの登場には心から拍手をおくる次第だ。さらにはゴリゴリのマーベル・ヒーローではなく、『デッドプール』などに見られるコメディ要素も多分に含みつつのストーリー展開も楽しい。
そしてここでアントマンとワスプが闘うその理由が、ミシェル・ファイファーに会うためであるというのがじつによい。なんと魅惑的で意義のある活動だろうと思う。その目的が達成されれば、その満足感は筆舌に尽くしがたいだろうし、映像でも表現しがたいことであろう。
そして娘役の女の子がいい働きをしつつもめちゃくちゃかわいいのも、本作のポイントアップに多大なる貢献をしている。

■ANT-MAN AND THE WASP 2018年 アメリカ映画
監督:ペイトン・リード
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、チャールズ・ニューワース、スタン・リー
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、ポール・ラッド、アンドリュー・バレル、ガブリエル・フェラーリ
出演:ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、ウォルトン・ゴギンズ、ハナ・ジョン=カーメン、デビッド・ダストマルチャン、ティップ・“T.I.”・ハリス、ジュディ・グリア、ボビー・カナベイル、ランドール・パーク、アビー・ライダー・フォートソン、ミシェル・ファイファー、ローレンス・フィッシュバーン、マイケル・ダグラス、ディビアン・ラドワ、マイケル・セルベリス、リアン・スティール、ダックス・グリフィン、ヘイリー・ラビット、ラングストン・フィッシュバーン、レイリン・ブラッテン、マデリーン・マックグロウ、スタン・リー


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友罪 

「ゆうざい」と読む。タイトルのデザインは「友罪」の「友」が明朝体、「罪」がゴシック体になっている。ここがキモであろう。このデザインワークでおおかたの内容がわかろうというものだ。そのくらいにデザイン(もしくはフォントの選択といってもいい)には「小宇宙」と称してもよい多大なる情報が含有されているのである。ただそれを読みとれなければただの文字だ。
瑛太は挙動がおかしなやつを演じて、まさに「ハマり役」といえるが、このような変なやつは現実世界にもたくさんいる。ニュースで報じられるばかりでなく、ちょっと見渡せば自分の周囲にもぞろぞろいるといってもよい。その日常的な風景を映画でまで見たくないというのが本音のところである。

■友罪 2017年 日本映画
監督:瀬々敬久
原作:薬丸岳『友罪』(集英社文庫)
脚本:瀬々敬久
劇中歌:「摩訶不思議アドベンチャー!」、井上陽水・奥田民生「ありがとう」、BORO「大阪で生れた女」
出演:生田斗真、瑛太、夏帆、山本美月、富田靖子、奥野瑛太、飯田芳、小市慢太郎、矢島健一、青木崇高、忍成修吾、西田尚美、村上淳、片岡礼子、石田法嗣、北浦愛、坂井真紀、古舘寛治、宇野祥平、大西信満、渡辺真起子、光石研、佐藤浩市、翁華栄、渡辺佑太朗、信太昌之、橋野純平、足立智充、不二子、益田愛子、川嶋秀明、坂口辰平、小林博、荒巻全紀、日下部千太郎、蒔田彩珠、若林時英、飯島珠奈、津田篤、吉岡睦雄、篠原さとし、池田良、諏訪瑞樹、葛西優大、安藤拓哉、田崎伶弥、佐藤優太郎、伊藤成美、柄沢晃弘、長与航己、礒部泰宏、高杉考宏、遊佐航、二ノ宮隆太郎、荻野仁美、田中偉登、奥田夢叶、渋佐和佳奈


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アクアマン 

ハリウッド・ビューティーといわれたニコール・キッドマンだが、キャリアを積みアラフィフとなった最近は、その美貌にも翳りが見え隠れしているような印象があった。だが、本作での彼女を見れば、その印象はきれいさっぱり払拭されてしまう。ニコール・キッドマンここにありという姿を見せつけた作品である。さらにはその美を補強するかたちでアンバー・ハードまで登場されては、目の保養も過剰すぎてかえって身体によくないのではないかと思わせるほどだ。
だが、主となって活躍するのは、もちろんアクアマンだ。その活動は海の中である。海中映画はたいていは息苦しさとの闘いとなるが、当然のごとくアクアマンはそんなことはおかまいなしだ。だからこそ海の中のシーンでもストレスなく見ることができる。

■AQUAMAN 2018年 アメリカ映画
監督:ジェームズ・ワン
製作総指揮:デボラ・スナイダー、ザック・スナイダー、ジョン・バーグ、ジェフ・ジョンズ、ウォルター・ハマダ
キャラクター創造:ポール・ノリス、モート・ワイジンガー
原案:ジェフ・ジョンズ、ジェームズ・ワン、ウィル・ビール
脚本:デビッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック、ウィル・ビール
出演:ジェイソン・モモア、アンバー・ハード、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソン、ドルフ・ラングレン、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ルディ・リン、テムエラ・モリソン、ニコール・キッドマン
声の出演:ジュリー・アンドリュース、ジョン・リス=デイビス、ジャイモン・フンスー


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GODZILLA/星を喰う者 

ゴジラアニメ三部作の完結編らしい。「らしい」というのも、第1作『GODZILLA/怪獣惑星』は未見で、前作『GODZILLA/決戦機動増殖都市』は見てはいるもののほとんど記憶にないので、物語のつながりがさっぱりわからず、はたしてこれで完結したのかも定かではないからである。ま、雰囲気的には完結感はあったので、「たぶん終わったのだなぁ」という感想にならざるを得ない。
ただ星を食べてしまったら、いくらゴジラといえどもダメだ。場合によったら星座の配置関係が崩れるし、そうなると星座占いにも影響が出るのは必至である。できれば、沖縄あたりの星の砂を食すことで気持ちを落ち着けていただきたいものである。

■GODZILLA 2018年 日本映画
監督:静野孔文、瀬下寛之
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
脚本・ストーリー原案:虚淵玄(ニトロプラス)
キャラクターデザイン原案:コザキユースケ
CGキャラクターデザイン:森山佑樹
音楽:服部隆之
主題歌:XAI「live and die」
挿入歌:XAI「エバーグリーン」
声の出演:宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、三宅健太、堀内賢雄、中井和哉、山路和弘、上田麗奈、小澤亜李、小野大輔、早見沙織、鈴村健一、小松奈生子、洲崎綾、池田海咲、浜崎奈々、浜田洋平、佐々健太、岩澤俊樹、山本兼平、堀越富三郎、梅田淳一、石谷春貴


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虹色デイズ 

よく言われるように学生時代の日々は七色に耀いていただろうか。それは人それぞれであろう。ずっと茶色一色の人もいるだろうし、7色どころか、56色くらいの変化を経験している人もいるに違いない。
だが、そんなにキラキラと耀く青春を過ごせば、当然、視力にも影響が出てくるのではないか。記者会見映像で「フラッシュに注意してください」とテロップが流れることを見ればわかるように、強い光は目によくないことは自明だ。よって、虹色デイズを過ごした人はかなりの割合で、後年、眼鏡をかけることになる。お気をつけいただきたい。

■虹色デイズ 2018年 日本映画
監督:飯塚健
原作:水野美波『虹色デイズ』(集英社マーガレットコミックス)
脚本:根津理香、飯塚健
エンディングテーマ:降谷建志『ワンダーラスト』
出演:佐野玲於、中川大志、高杉真宙、横浜流星、吉川愛、恒松祐里、堀田真由、坂東希、山田裕貴、滝藤賢一、戸塚純貴、小林亮太、古橋舞悠、久保田康祐、中野文也、渡上ありさ、青野賢司、佐野愛夏、小西梨花、奈良怜那、高橋美津子、青野遼太朗、木村梨乃、萩原護、武智央、林雅人、田山由起、丹原一稀、伊藤あさひ、西田圭季


NIJIIRO_DAYS

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