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呪怨/ザ・ファイナル 

この「呪怨」シリーズもこれまでいくつかつくられているようだが、いままでに何を見たのかがはっきりせず、それでも「ファイナル」となっていれば、最初と終わりを見ることで起承転結の「起」と「結」を押さえ、自浄作用が期待できると踏んだのであった。
だが調べてみると、これまで「呪怨」はハリウッドのリメイク版『THE JUON/呪怨』しか見ていないようだ。ホラー映画は好みではないこともあって、気を入れて見ないようにしているため、あまり記憶に残らないのである。怖がらせる展開が似たようなシーンで類型化されているということもあるかもしれない。覚えがあるのは、おかっぱ頭の白い男の子が出てくること。わずかに記憶に残っている酒井法子主演のものがそうなのかと思っていたが、それは『呪怨 2』であり、しかも私はそれを見たわけではなく、見たのは『予言』というだった映画らしい。こうなると、もうなにがなんだか、である。とりあえず、ノリピー主演の『呪怨 2』だけでも見ておこうと思った次第である。
そして、上記と同じようなことを『貞子vs伽椰子』のレビューでも書いていることを発見。呪いはいつまでも解けない。

■呪怨—ザ・ファイナル— 2015年 日本映画
監督:落合正幸
脚本:一瀬隆重、落合正幸
出演:平愛梨、桐山漣、おのののか、柳ゆり菜、松浦雅、RIMI、中原果南、矢吹春奈、堀口ひかる、和田亮太、滝裕可里、黒島結菜、最所美咲、小林颯、緋田康人、袴田吉彦、佐々木希、児玉みちこ、HIKAKIN、大河原生純、松元那実、山田都和子、西野大作、高田和加子、二田萌、藤巻碧、朝比奈加奈、榎本陸、松本悠里


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ドクムシ 

まったくの予備知識なく鑑賞しはじめた。あまりに予備知識がなかったので、見る前、本作は「あったかいんだから~」が流行ったお笑い芸人が主演の作品であると思っていたくらいだ。だが、よく考えれば「あったかいんだから~」の人たちはクマムシというコンビ名だったので、明らかに違ったのだったが、流行り廃りの波が激しく、すでにクマムシという名称も脳裏から抜け落ちていて、「確か、なんとかムシだったな」というくらいにしか記憶にとどめていなかったため、明らかな勘違いにも気づかなかった次第だ。
そのため、ある意味、『漂流教室』的な設定で、いつ 「あったかいんだから~」 が歌われるのかと心待ちにしていたが、最後までその期待にはこたえられることがなかったのである。

■ドクムシ 2015年 日本映画
監督:朝倉加葉子
原作:合田蛍冬画、八頭道尾作
脚本:黒木久勝
主題歌:Faint・Star「ネヴァエバ」
出演:村井良大、武田梨奈、秋山真太郎、水上京香、宇治清高、野口真緒、駒木根隆介、みづき、和田麻菜、長橋有沙、塚本幸男、岸本卓也、吉田悟郎、汐谷恭一


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GONIN サーガ 

5人が5人とも誤認したところから話は始まる。しかもその5人の誤認がそれぞれの性格を反映した、異なる誤認の仕方をしたものだから、話はこんがらがっていく。それぞれが自分の誤認は誤認であることを認識せず、ほかの4人の誤認は誤認であることがわかっているところがキモだ。そして誤認がさらなる誤認を生み、話は思わぬ方向へ転がっていく。
5人それぞれの性格設定がうまう具合に作用、反作用を生じるように考えられている点が秀逸。さらに最後の大どんでん返しで最後に見ている人の心を鷲づかみにする展開は称賛に値しよう。
ところで、サーガとはなんだ。

■GONIN サーガ 2015年 日本映画
監督・脚本:石井隆
脚本:石井隆
挿入歌:ちあきなおみ『紅い花』/森田童子『ラスト・ワルツ』
出演:東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信、テリー伊藤、井上晴美、りりィ、福島リラ、松本若菜、菅田俊、井坂俊哉、根津甚八、鶴見辰吾、佐藤浩市、竹中直人、菅田俊、井坂俊哉、伊藤洋三郎、飯島大介、中山峻、日野陽仁、屋敷紘子、間宮夕貴、テリー伊藤、佐久間悠、六車勇登、悠斗、琉花、岡田うらら、今中彩香、山田朝華、川口覚、有巴たま美、中泉秀雄、金子太郎、たんぽぽおさむ、須間一也、渡辺光、大川真利佳、牧野雄至、増田力司、キンタカオ、光山文章、日向寺雅人、鮫島満博、森本武晴、山地健仁、武史、正木佐和、高尾祥子、藤倉みのり


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アウターマン 

見る前までは子どもだましのパロディー映画くらいの認識でしかなかったが、どうしてどうして、なかなかスパイスが効いている出来。正義の味方として登場するアウターマンが、いかにもヒーロー然としている姿には、見ている側もころっとだまされる。“現実にこういうことが起きてもおかしくないのでは”とさえ思わせる仕掛けだ。
さらにいえば数々の特撮俳優が出演しているなかで主役の足立春夫を演じるのが塩谷瞬という皮肉。劇中で号泣シーンがあれば、さらに完璧な演出だったのだが。

■OUTER MAN 2015年 日本映画
監督:河崎実
プロデューサー:関谷和隆、河崎実
脚本:右田昌万、河崎実
キャラクターデザイン:丸山浩
主題歌:Gero『You Can Do It!! ~夢を追いかけて~』
出演:塩谷瞬、古原靖久、戸塚純貴、Gero、七海、高橋浩二朗、鈴木秀人、生島勇輝、市川源、和田三四郎、北岡龍貴、筒井巧、沖田駿一、きくち英一、真夏竜


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恐怖のハネムーン 

ふだんはあまりお目にかからないスペイン映画である。これまでにレビューをアップしているものを探ってみると、他国との合作でのスペイン映画はわりと数があるが、スペインのみの制作となると、『バスルーム/裸の2日間』(2011年)、『スガラムルディの魔女』(2014年)の2作しかない。このように数少ないスペイン映画体験で語るのはおこがましいが、前2作とあわせて考えると、どうにも妙な映画ばかりである。これはスペイン映画が妙なのか、私の好みが妙なのか。
本作でいえば、ただただ痛い。とくに指の皮をむくシーンは、お決まりの手で顔をおおい、指の隙間からのぞき見るスタイルになってしまう。主人公の医者は、有名な「パブロフの犬」状態に仕立てたかったらしいが、けっこう強靱な精神力の持ち主だった女性にしてやられる。そりゃそうだろ。最初のほうのシークエンスで、電気ショックを自分で試して気絶してしまうくらいにマヌケ野郎なのだから。

■LUNA DE MIEL 2015年 スペイン映画
監督:ディエゴ・コーエン
脚本:マルコ・タルディーティ・オルテガ
出演:エクトル・コツィファキス、パウリーナ・アメッド、アルベルト・アグネシ


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アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ/アナザー 

『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』のいちばんのもとは邦題『発情アニマル』という、いまやカルト的な存在感を示す一作である。2010年の正統的なリメイク作がつくられて以降、『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ』というタイトル、もしくは似通ったタイトルの作品がつくられているようだが、基本的にストーリーの連続性がないばかりか、ただタイトルに「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」と冠しているだけの作品と見てよいようだ。要は、女性が理不尽に暴力を受けて復讐すれば、それはアイ・スピット・オン・ユア・グレイヴであるということである。
そのような流れなので、当然、主人公の女性も、その作品ごとに変わる。そのキャスティングでは、魅力的な女性を配するのが勝負のはず。だが、たいていは内容的なことが問題になるのか、製作費的なことがひっかかるのか、残念な配役であることがほとんどだ。もっとも『発情アニマル』のバスター・キートンの孫がその要件を満たしていたかといえば、けっしてそうではなかったのだが。

■JULIA 2014年 アメリカ映画
監督・脚本:マシュー・A. ブラウン
製作:マシュー・A. ブラウン、タイ・ウォーカー
出演:アシュリー・C. ウィリアムズ、タヒーナ・トッツィ、ジャック・ノーズワージー、ジョエル・デ・ラ・フエンテ、ケイリー・ウッドワース、ダーレン・リーパリ、ライアン・クーパー


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春を背負って 

季節を背負う場合は、春が適切である。
夏は天候にも寄ろうが、やはりちょっと暑い。背負ったときの密着度によっては、その部分が汗でびっしょりとなり、しっかりと拭っておかないと汗疹になったりして、のちのちめんどうくさいことにもなる。
秋を背負うのは、わりと春に近い部分がある。ただ秋は暑い夏をやり過ごしたところでだいぶエネルギーを消費していることもあって、少しほっとして休みたいところだ。また「読書の秋」とか「食欲の秋」というように、ほかの行事で忙しいということもある。背負う第二候補として考えておきたい。
冬は夏とは反対に寒いので、背負うことで暖をとれる利点があるということは考えられる。だが難点は衣服だ。冬であればたいていはダウンジャケットなど厚めの上着を着ているので、背負ったときのボリューム感を考慮するとあまり推奨できないのが現実である。
なお、四季に限らず「新年を背負う」という設定も考えられなくはないが、ここには新年の挨拶やお年玉問題など、多くのほかの要素とのバランスを考えなくてはならなくなるので、除外しておきたい。

■春を背負って 2014年 日本映画
監督:木村大作
原作:笹本稜平『春を背負って』(文藝春秋)
脚本:木村大作、瀧本智行、宮村敏正
主題歌:山崎まさよし『心の手紙』
出演:松山ケンイチ、蒼井優、檀ふみ、新井浩文、吉田栄作、嶋田久作、でんでん、モロ師岡、螢雪次朗、蟹江一平、仁科貴、大石吾朗、角替和枝、仲村トオル、KIKI、浜田学、加藤桃子、駿河太郎、多賀谷治、本郷颯、安藤サクラ、池松壮亮、市毛良枝、井川比佐志、石橋蓮司、小林薫、豊川悦司、北島美香、辰野勇、立石裕子、神田龍太朗


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